独特の香りに癒される。ヒノキ材の特徴

ヒノキといえば、日本では古くから建築資材として用いられる馴染みの深い木でもあります。独特の香りは癒しを感じることができます。今回は、そんなヒノキ材の特徴をご紹介します。

ヒノキは、その優れた耐久性や見た目の美しさ、細工のしやすさから、現代に至るまで建築資材として広く利用されています。

世界最古の木造建築として知られる法隆寺にも、主にヒノキが用いられています。鉄やコンクリートの耐久性とは、比べものになりません。白い木肌は清潔感があり、お部屋の雰囲気を明るくしてくれます。

シンプルな見た目のため、和室だけでなく、ナチュラルな雰囲気のお部屋や洋室にも似合います。広葉樹などの木材に比べて軽く、家具や小物などに用いれば女性や子どもでも扱いやすいです。

ヒノキといえば、あの独特の香りをまず思い出す人も多いのではないでしょうか。あのにおいの元となっている成分は、ヒノキチオールやα–ピネン、α–カジノールなどのテルペン類で、これらには抗菌、防ダニ、消臭などの効果があります。ヒノキが浴槽の材料としてよく用いられるのはこのためです。

また、ヒノキ特有の香りにはリラックス効果やリフレッシュ効果もあり、嗅いでいると癒される香りでもあります。